鎮痛剤乱用に非常事態宣言

非常事態宣言!?と思って目にとめた日経の記事は下記の通り。なるほど、オピオイド系鎮痛薬のことだったんですね。以前は(最近も?)日本での積極的な利用がされていないという非難があった麻薬です。鎮痛剤としての最終手段なのですが、アメリカでは「蔓…

Kさん

治療の症例、時間があるときに書いてみようかと思いました。 Kさん 70代 男性 夏の初めから3か月間、左の膝が痛くしゃがめない状態が続いてましたが、歩行に問題なく我慢できる程度の痛みだったので様子を見ておられました。しゃがむ必要があれば片膝伸ばし…

鳥関連過敏性肺炎は全国に6000人

日経メディカルから 「鳥関連過敏性肺炎は全国に6000人いる!? その難治性肺炎、ダウンジャケットが原因かも 」という、タイトルが気になって読んでみました。 記事では鳥抗原による肺炎の人が6000人ぐらい居るんじゃないかと、推定しています。アレルギー…

糖尿病は怖い

新しい記事かと思いきや、1年前の物でした。何故か目にとまって我が身を振り返りぞくっと。運動(不足すぎ)、食養生(口いやしい)、本気で行きます。 M3.comのニュースより 2型糖尿病、わずか2年で脳機能に衰え【米国神経学会】 脳血流の調整障害と思考力…

お恥ずかしい話

こんなニュースが一般紙に載るのは恥ずかしい話ですが、でも、実は懲罰的な措置というわけでもなく、こういうことは業界が望んでいることです。記事の中にもありますが、鍼灸でも業界団体から厚労省などに対して同じような話をしています。免許持っている者…

アリセプトの副作用

薬として認められているのだから、のんだ方が良いのだ! ほんまにそうでしょうか?自分ならどうするか、自分の親、伴侶ならどうするか…服用して貰うかもしれません。しないかも。 さて、そんな微妙な薬の問題点を一つ解決できる道ができました。使用規定って…

末梢神経損傷によって未熟化した神経膠細胞(グリア細胞)が 難治性慢性疼痛を起こす脳内回路を作る

難治性の慢性疼痛に関する研究が一歩進みました。 慢性疼痛の元になる脳内の「痛みを敏感に感じてしまう」回路がどうしてできるのか、その原因の一つがわかったという話です。 原因が分らなければ対策の立てようが無いですから、推測されていた現象が実際に…

アトピー性皮膚炎の新しいガイドライン

着実にいろんな成果を取り込んでいるんだなと思います。7年ぶりの改訂ですから、私がここ数年目にした新しい発見や、成果の出ている取り組み、今妻がしている治療などが含まれています。 一定の成果を出せる方向を、様々な研究の積み重ねと試行錯誤で定めて…

適正血圧の変遷

日経メディカルが、『「収縮期血圧120未満で予後改善」の衝撃』で、収縮期血圧(血圧の「うえのほう」のことです)を120未満に下げることにより脳や心臓の血管の病気が減る、という結果が出たことで日本の医療機関の対応がどう変わるかをインタビューして記…

お母さんと一緒になおす 子供の便秘

フェイスブックにも載せたんですが、こちらにも。 「お母さんと一緒になおす 子供の便秘」 小林弘幸 順天堂大学医学部教授の著作で、 ・子供の便秘についての解説 ・排便のためのマッサージと体操。 ・排便の習慣づけ(すっきり気持ち良い!)など生活習慣の…

ためしてガッテン 肩こり

「ああ!首と肩がツライ 肩こり根治マニュアル」 ですと。良いタイトル付けますね。 ガッテンで筋膜をやると聞いてましたが、いつのことだか全く認識していませんでした。今日、嫁さん携帯に私の母より電話。「今、ためしてガッテンやってるからみいや」との…

ためしてガッテン 肩こり

ああ!首と肩がツライ 肩こり根治マニュアル ですと。良いタイトル付けますね。 ガッテンで筋膜をやると聞いてましたが、いつのことだか全く認識していませんでした。今日、嫁さん携帯に私の母より電話。「今、ためしてガッテンやってるからみいや」とのこと…

スティーブンス・ジョンソン症候群

頭痛のことを調べたり本を読んだりしていました。通常の鎮痛薬が緊張型頭痛と発生機序の違う片頭痛にも有効なんだと知って、適用範囲の広いことに感心していましたが、そのとき、ふと頭をよぎったことがあり、改めてネットで検索。…死亡が思ったより多かった…

コヒーシンと卵子の染色体異常

今朝の朝刊に出ていたので読まれた方もあるでしょうけれど、卵子の加齢による染色体異常の原因について、詳しい発表を下記で読めます。 加齢による卵子の染色体数異常の原因を特定 | 理化学研究所 不妊鍼灸ネットワークの名古屋での研修会で、遺伝子異常への…

アトピーその後

以前、アトピーのニュースを転載しました。 最初は2012.10.25 アトピー素因を作る遺伝子を特定したということ、その次は2013.6.7 汗によるアレルギー反応の原因物質の発見について。 アトピー性皮膚炎記事 - 喜多鍼灸院日誌 その他にも遺伝要因が見つかって…

不妊鍼灸ネットワーク研修会

4月から不妊鍼灸ネットワークに入会しています ↓ 不妊鍼灸ネットワーク 鍼灸(針灸)による正しい不妊治療の啓蒙普及と治療院紹介 で、初めての研修会に参加すべく、名古屋の明生鍼灸院まで行ってきました。 鍼灸の効果ある症状の一つとして不妊があり、施術…

学術研修会

トリガーポイント研究会では今年度もトータル18回の講習がありますが、入門セミナーは来年度ですので、外部で黒岩共一先生の話が聞ける機会を紹介します。 まずは、関西医療大学系校友会の合同学術研修会です。 平成27年4月19日(日)12:50~16:15 「阿是穴…

不妊鍼灸ネットワーク

今日は京都まで不妊の勉強会に行ってきました。 9時から5時過ぎまでみっちり。 実は本日トリガーポイント研究会の担当日だったのですが、代わりに行ってもらえるスタッフが有ったので行くことができました。この場を借りましてお詫びとお礼を申しあげます(^^…

無くしたもの見つけた

以前書いただろうか…?グランドセイコーについてネットで調べたのが2回目だから。でも、書いた記憶が無い。だから書きます。 中学の時、父の腕時計を失ってしまった。友達(北井君)と電車に乗ってカメラショーに行き(心斎橋の大丸だかそごうだかでありまし…

あながち間違いで無い

うつの薬を飲んでるとボケるよ。どこかで仕入れてくる情報か、長い人生で見聞きした事実の集積なのか、患者さんが言うことがあります。それが、あながち間違いでは無かったと言うお話。 石原藤樹(六号通り診療所所長)のブログですが、以下はm3.comが無駄な…

お医者さん悩む

医師も大変です。こういうアンケートに答える医師はそもそも良心的なのでしょうけれど、医療費がこのままではいけない(破綻する)ということが世論として形成されつつある中での、色々な問題点や声なき声が出てるようで面白かったです。 ま、鍼灸師はもっと…

自律神経…自律神経…

「国民のための鍼灸医療推進機構 – AcuPOPJ (アキュポップジェイ)」が運営している鍼灸netというサイトがあります。ちらりとそのページを見てみると以下の記事が見つかり、鍼灸がやはりこの方面には存在を認められているのだとご紹介したいと思います。トリ…

ベビーマッサージ

詳しく分からないのですが、起こった事実は間違いないんですよね。「特殊な」ベビーマッサージを「無免許の施術者(あん摩マッサージ指圧師でない人)」が施術して2人が亡くなるという事故がありました。この手技は特殊なようですから、世のベビーマッサージ…

はてなブログ

はてなダイアリーを使ってきましたが、現在はてなブログを主力商品にしているとのこと、ここは是非移ってみようかと試しに移行。はてなダイアリーには11年前から?丁度100回書いてます。なんだか切りが良い。 文章の表示される幅が狭く、私の書く文の量はし…

ご迷惑をおかけします

この土曜日7/19から、7/28でインドネシアへ行きます。18年前、青年海外協力隊で「鍼灸マッサージ師」として2年間赴任していた中部ジャワ州プマランが目的地です。 ジョグジャカルタからボロブドゥールを周遊し田舎町のプマランに行くので、ちょっと快適とは…

影響あり?

一般的に甲状腺がんはどのくらいの確率で起こるのでしょう?小児の場合、100万人に1-3人と書いてあるサイトがありました。放射線被曝とがんとの関連性3 | トピックス | 日本臨床検査薬協会 積極的に調べから増えるのでは、ということをwikipediaには書いてあ…

血圧をどれだけ下げるか

人間世界と同じく?医療の世界でも絶対これが正しいってことは無いわけです。「今」の技術や知識の及ぶ範囲で、体質によって、場面によって、年齢によって、収入によって(日本は幸せ)、「思い」によって、変わります。しかも、「今」の技術や知識は、ほん…

そこは違います

「がん」と「がんもどき」というキャッチフレーズで医療否定する近藤誠医師に対する反論本を出したということで、長尾和宏医師がインタビューを受けております。 「平穏死、尊厳死、自然死」について考えるために3冊の本を読んでみましたが 読書の初夏 - 喜…

インフルエンザ予防接種について

ワクチンの過信に注意 昨冬のインフルエンザワクチン、効果減弱の理由 2013/12/3 増谷 彩=日経メディカル 今年もインフルエンザの流行期が目前に迫ってきた。昨シーズン(2012/13年シーズン)は、患者の2割を高齢者が占め、ワクチンを 接種した高齢者でも…

規制改革会議

規制改革会議の混合診療がらみの話題です。 混合診療については、そこまで表に出てくることは無いかと思っていましたが、やはりわかりやすいテーマであることもあり、食いつかれていますね。確かに、すぐでなくとも保険制度の根幹に関わってくる部分です。 …