健康器具

かねてより苦々しく思っていた部分にちょっとしたメス。

「セールストークに景表法を適用して処分を行うのは、1970年以来43年ぶり」だそうです。
放置されているように見える健康(についての弱みにつけ込んだ)商法の中でも特に取り締まりにくい口頭説明について処分を行う決定が行われたことが、ニュースな部分。

以下は消費者庁の「景品表示法関連報道発表資料」の該当部分です。読んでると買いたくなってきます。すごいなあ(^^;)。
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/131017premiums.pdf

健康商法(色々ありますが)の売り方がなんかイヤですね。
まず、根拠なく「治る」と言う。言い切られると弱いです。
それから、価格をなかなか言わない。高すぎますしねー。いろいろな会社があると思いますが、電位治療器の価格はだいたい40-70万ですね。今回問題になったヘルス社のも40-50万でした。悪質なところは、売ってると言いません。モニター調査ですとか、病院へ送るデータを集めてるとか、わけわからん事を言いますが信じる人もあります。

信頼関係を築いて、思い込ませ、最後に値段を言って売る。高いのわかってて買わないつもりの人には、無料で電気を当てさせる代わりに、なんだかつまらない食品を、良いよと言ってちょっと高い目で売る。もしくは、逆に無料でいろいろ配って手なずけて帰す。色々わかってて割り切ってる人は良いのだけれど、そうやって通っている「しっかりした」人が結果的にサクラになって、気の弱いというか「しっかりしてない」人が買ってしまう。という感じの商売だととらえてます。
無料とはいえ販売員のセールストークをわざわざ毎日のように聞き、説得されに通ってるんだと思えばばからしいんですけどねえ。行ってる人は楽しいと言います。上手いことしてるんですね。学ばねば(^_^;)