鳥関連過敏性肺炎は全国に6000人

 

日経メディカルから

「鳥関連過敏性肺炎は全国に6000人いる!? その難治性肺炎、ダウンジャケットが原因かも 」という、タイトルが気になって読んでみました。

 

記事では鳥抗原による肺炎の人が6000人ぐらい居るんじゃないかと、推定しています。アレルギー体質の面子が揃っている我が家も注意です。

たばこや塵埃など典型的な原因以外にも、過敏性肺炎、間質性肺炎があることを認識し、患者さんにも適切なアドバイスができるようにしていきたいものです。

間質性肺炎や過敏性肺炎が疑われた症例に対しては、鳥抗原を含め、原因抗原への曝露歴を調べるために問診を丁寧に行う。過敏性肺炎には鳥以外にも、家屋の真菌が原因の「住居関連過敏性肺炎」、家屋のトリコスポロンが原因抗原の「夏型過敏性肺炎」、牧草に増殖する好熱性放線菌が原因の「農夫肺」、塗料に含まれるイソシアネートが原因の「塗装工肺」、加湿器に増殖した細菌・真菌が原因の「加湿器肺」、キノコ胞子や細菌・真菌が原因の「キノコ栽培者肺」などがある。

 例えば、鳥関連過敏性肺炎を拾い上げる問診で確認しなければならない項目は、(1)鳥を飼っているか、(2)幼少期など、過去に鳥を飼っていなかったか、(3)ベランダなど居住空間の周辺に鳥が群れている場所がないか、(4)鳥が群れている場所を散歩していないか、(5)ベランダに鳥の糞がないか、(6)羽毛布団やダウンジャケットを使用していないか、(7)鳥の剥製を部屋に置いていないか――など。 

 

色々な病気があってその病因がある。詳しくわかってくるのは良いことではありますが、なんだか生きにくくもありますね。知識は正しく理解し活用する。余り神経質に考えないようにしましょう。