無くしたもの見つけた

以前書いただろうか…?グランドセイコーについてネットで調べたのが2回目だから。でも、書いた記憶が無い。だから書きます。

 

中学の時、父の腕時計を失ってしまった。友達(北井君)と電車に乗ってカメラショーに行き(心斎橋の大丸だかそごうだかでありました)、慣れない電車での移動や、もらってきたカタログに気を取られていて気がついたら無かったのです。その時は腕に付けてませんでした。

その後のことは、はっきり覚えていないけれど、父親に無くしたと言えなかった。聞かれて答えたかもしれない、けど、えらいことした!という気持ちが勝ってしまい、自分から謝ったのでは無かったと思う(勝手に持って行ってたし)。ただ、覚えているのは、そのことで全く怒られなかったこと。

どんな腕時計だっただろう(また手に入るだろうか…)と、無くした直後に残っていた時計の説明書をたよりにしてセイコーに電話し、発売時期や価格などを聞いた覚えがある。たしか昭和40数年ぐらいの発売で、中学生の頃にはもう売っていなかった。


おっさんになってから、グランドセイコーが再発売となり、記憶が蘇る。それから、今日改めてネットでしっかり調べると、えらいもので、何だか見覚えのある時計が!

ところが、危うい記憶とはいえ、完全に合致する物が中々見つからないのです。

きらっと光る長針と短針の真ん中を黒いラインがすっと通っている。
GSと書いている。
曜日と日付が出る。
振るとシャーシャーと音がして、気持ちよく巻けた(自動巻)。
裏蓋の真ん中が金色(真鍮色?)で、そこにライオンマークがあったような…

あと、全体的な見た目は案外あやふやですが、見ればなんとなく分かります(^^;)。

そんなわけで、

結論として61GSの初期なのかと。でも、61GSには裏が獅子のものが無さそうです。そうなると、獅子では無かったかなとゆらぎます。裏は「GS」だったかもしれません。
説明書の写真もアップしている方が有りましたが、これはまさに記憶通り!無くしてからだったと思いますが、説明書を読んで良い時計だったんだなあと残念な思いをしていたのです(…アイマイ)。

なぜ、無い時計について色々調べてみたかというと、グランドセイコーが、ほぼ私の生まれた前後の発売だと知ったからです。

私が生まれた年にどんな気持ちで給料の一ヶ月分近く?はたいて買ったんやろか、だいぶ思い切って買ったんやろなあ、などと想像してみたくなったのです。
そして、まさに、これだったと思われるタイプの61GSについては、どんぴしゃ1968年から出回ったようです。晩年までそうですが、新し物好きやったんやなと(^^;)

 

そして、それを無くした馬鹿息子…。

 

以下、写真は無断借用しております。ありがとうございます。

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震災の起こった3/11に超個人的なことを書いてしまいました。