見舞いと担当医の話

見舞いに行きましたが、いつも何かやってます(^^;)。今日は便が出ないとのことで浣腸中。臨時にオムツをした若干情けない格好で寝ておりましたが、行ってすぐに看護師さんを呼んでトイレに連れて行ってもらって、しばらく帰ってきません。
その間に医師の話を聞くことにしました。今日はそれが主な目的です。録音を聞かせていただいたので、こちらは概略把握している旨伝えたのですが、どこまで話したか先生も覚えているわけではなく、どうしてもまどろっこしくなってしまいましたが、わかりやすく、一生懸命話していただけました。
皮膚と血管にはリンパ腫の細胞は無かったので病名としては悪性リンパ腫急性リンパ性白血病といったところ。(母によると皮膚・血管の検査結果は以前に既に聞いていたようです)
バーキットリンパ腫悪性リンパ腫/白血病)の可能性が高い、というのは以前の話にあった通り。現在は中枢神経と骨髄に浸潤(転移)している状態。骨髄内はかなり悪化している。96%がリンパ腫?
脳脊髄液中に投与した抗ガン剤により中枢神経のリンパ腫は軽減している模様。それで、脳圧亢進の危険性は減っているが、残っている細胞がまた爆発的に増えてくる。脳脊髄液への抗ガン剤投与は7-10日間隔でしかできないので、それを繰り返すうちに抑えきれなくなる。
抗癌化学療法はリツキサンとMECPを投与ずみ。これの効果として、LDHなどの数値は改善している。逆に血小板、赤血球、白血球等は低下。
これから1〜2週間が抗ガン剤の副作用の山で、乗り越えられれば次のコースにかかり、RCHOPと同じく6コースが1クール。ただし、6コース全うできるとは限らない。どこかで止めることも考える。ただし止めれば1,2週間で急速に悪化。
尿酸を分解する薬により、腎機能の低下は今のところ防げている。

ざっくり言ってリンパ腫が少しましだけど、抗ガン剤の副作用でどうなるか分からない。食べたいものがあったら食べさせてやり、会うべき人には会わすのが良いのでは、とのこと。

病室に帰ると、便が出ずに摘便してもらってました。硬いの取れたんで今度は出てくると思いますよ、浣腸もしたから、また出そうになったらよんで下さい、と看護婦さんが言いながらカーテンを開ける。神々しいね。で、父親は「話聞いてきたんか」「悪なってるんやろ」と気になる様子ですが、本当のことを言えるはずもなく。いえ、本当のことは言いました。辛い注射をしたおかげで、脳脊髄液中のリンパ腫は減ったこと、腎臓も大丈夫だということ。
ビデオは観ない、観たら余計に悲しいと母親に言ってたようですが、僕がこれ見いへんの?と聞くと、「ほなちょっと観よか」。でも最初の1本の途中でもういらん、という感じでした。「万博公園やな」とちゃんと分かってますが、姿勢もどうも定まらず、観ていることが辛いよう。「またみる、帰ってからみる」「もう帰って、看護婦さん呼ばなあかんから…」今すぐ看護師さん呼ぶ風でもないのですが、帰ってもらいたいというなんか、言い訳のようなことを言ってました。
悲しい、悲しんでいる、泣くのを我慢している、そんな感じがします。自分の状態を分かっているのでしょうか。